2010年8月31日火曜日

BESのサポートプラットホームを確認する

BESが対応するグループウェアやデータベース、OSは以下のページにあるサポートマトリックスを確認します。

グループウェア別にあります。結構頻繁に更新されますので必ず最新版をチェックしましょう。

http://na.blackberry.com/eng/support/software/server_compatibility.jsp#tab_tab_compatibility

2010年8月30日月曜日

Google AppsでBESを動かす

通常はExchange ServerやNotes/Dominoが必要なBlackBerry Enterprise Serverですが、Googleが開発したGoogle Apps Connector for BlackBerry Enterprise Serverと言う製品を使うとGoogle AppsユーザーでもBESを使用する事が出来ます。

Google Apps Connectorの概要

以前にもエントリを書いたことがあるのですが、バージョンも少し上がっているので改めて整理して説明したいと思います。


GAppsBES.gif

1)どのような製品か。

この製品は単独で動く製品ではなBES for Microsoft Exchangeのプラグイン・コネクタのような形で動作します。このコネクタをBESと同じサーバーにインストールするとExchangeではなく、Google AppsのアカウントとBlackBerryが同期するようになります。端末から見ればExchangeなのかGoogle Appsなのか区別は付きません。

2)なにが出来るのか。

・Google Appsのメールは60秒以内にBlackBerryにプッシュされます。(使った感じではほぼリアルタイムです)

・BlackBerry側には特別なソフトは不要です。

・メールの未読、既読及、削除、アーカイブび送信済みメール等が双方向同期します。

・GmailのフォルダはBlackBerryのフォルダとして同期。

・GmailのスターはBlackBerryのスターフォルダに同期します。

・連絡先の同期

・グローバルアドレス帳の検索

・双方向のカレンダー同期

・BESが持っているデバイス管理及びITポリシーは全てサポートします。

・1サーバーで500ユーザーまで可能です。

3)動作環境

・Google Apps Premier Edition又はEducation Editionが必要。Standard Editionでは動作しません。

・BlackBerry Enterprise Server 4.1.7又は4.1.6が必要。BES5.0.xはまだサポートされていません。

・250名程度のユーザー数の場合の推奨ハードウェアスペックは以下。

   Intel Pentium IV 2GHz以上/メモリ 2GB/Windows Server 2003 32bit

次回のエントリでは、他の方法(BISやGoogle Sync)を使った場合と、BESを使った場合の違いを説明したいと思います。


App Worldを禁止したい

日本国内でも有料コンテンツが購入可能になったApp Worldですが、システム管理者から見れば使用を禁止したい場合もあります。BESを使っている場合は簡単に使用禁止する事が出来ます。

BlackBerry Bold 9700では標準でアプリケーションのダウンロードに誘導する3つのアイコンが表示されます。これら全てがITポリシーで禁止出来ます。

・BlackBerry App World - アプリケーションの総合ダウンロードサイト

・BlackBerry Application Center - 通信事業者が選んだアプリカタログ(国内だとドコモ)

・「ドコモ アプリサイト」に対するWebリンク


Capture15_30_33.jpg

関係するITポリシーは以下。

1)セキュリティポリシーグループ - BlackBerry App Worldを無効にする

これを有効にするとApp Worldの起動が出来なくなります。

2)Application Centerポリシーグループ - Application Centerを無効にする又は、Application Centerポリシーグループ - 通信事業者ディレクトリを無効にする。

何れかのポリシーを有効にするとApplication Center及び、アプリサイトアイコンが消えます。両方のポリシーは現在では違いがないようです。

2010年8月27日金曜日

複数のExcahngeアカウントを設定する

1台のBlackBerryに対して複数のExchangeアカウントをアクティベーション可能かと言う質問がOKWaveに出て居ました。結論から言うとBES契約のみの場合は1アカウントしかBlackBerryで使用出来ません。

しかし、様々な理由で複数のExchangeメールボックスのチェックを行いたい事があると思います。メールのみをチェックしたいのであればメイン以外のメールアカウントをBISで設定する事が可能です。BES+BISのデュアル契約でも月額費用に変更はありません。

但し一般的な企業は外部からPOP/IMAPのアクセスを禁止している所が多いと思います。しかしBISは実はOutlook Web Access経由でも設定できます。これはあまり知られていないと思いますので端末で設定する時の手順を説明します。

通常通りメールアカウントの設定を開始します。
Capture11_57_18.jpg

メールアドレスとパスワードを入力します。BISはこの時点ではPOP/IMAPでアクセスを試みますのでエラーになると思います。
Capture11_57_59.jpg

エラー画面ですが大丈夫です・「さらに設定を追加して下さい」を選択します。
Capture11_58_24.jpg

ここで初めてOWAの設定が出てきます。「Micxrosoft Outlook Web Access」を選択します。
Capture11_58_40.jpg

メールアドレス、パスワードの他にOWAのアクセスURL等を設定します。不明な場合はExcahngeの管理者の方に聞いて下さい。
Capture16_13_22.jpg

しばらく待ちます。
Capture16_14_3.jpg

設定が完了です。注意点ですがOWA経由でアクセスしても同期出来るのはメールだけです。
Capture16_16_52.jpg

2010年8月6日金曜日

アドレス帳のリビルド

BlackBerryでアドレス帳を使っていると動きが遅かったり、Outlook/Notesで追加した連絡先がBlackBerryに反映されないことがあります。
そんな時はBlackBerryのアドレス帳を開きAltを押しながらRBLDと入力してみてください。
アドレス帳の再構築が行われ動きがすっきりします。



また、アドレスを登録するときに[姓][名][会社名]を全て空欄で登録してしまった場合や()#$@!&%”-,^”等の文字を使用しているとOutlook/NotesとBlackBerry間でアドレスデータが上手く同期できません。
アドレス帳の調子が悪いと思った時には確認してみてください。