通常はExchange ServerやNotes/Dominoが必要なBlackBerry Enterprise Serverですが、Googleが開発したGoogle Apps Connector for BlackBerry Enterprise Serverと言う製品を使うとGoogle AppsユーザーでもBESを使用する事が出来ます。
以前にもエントリを書いたことがあるのですが、バージョンも少し上がっているので改めて整理して説明したいと思います。
1)どのような製品か。
この製品は単独で動く製品ではなBES for Microsoft Exchangeのプラグイン・コネクタのような形で動作します。このコネクタをBESと同じサーバーにインストールするとExchangeではなく、Google AppsのアカウントとBlackBerryが同期するようになります。端末から見ればExchangeなのかGoogle Appsなのか区別は付きません。
2)なにが出来るのか。
・Google Appsのメールは60秒以内にBlackBerryにプッシュされます。(使った感じではほぼリアルタイムです)
・BlackBerry側には特別なソフトは不要です。
・メールの未読、既読及、削除、アーカイブび送信済みメール等が双方向同期します。
・GmailのフォルダはBlackBerryのフォルダとして同期。
・GmailのスターはBlackBerryのスターフォルダに同期します。
・連絡先の同期
・グローバルアドレス帳の検索
・双方向のカレンダー同期
・BESが持っているデバイス管理及びITポリシーは全てサポートします。
・1サーバーで500ユーザーまで可能です。
3)動作環境
・Google Apps Premier Edition又はEducation Editionが必要。Standard Editionでは動作しません。
・BlackBerry Enterprise Server 4.1.7又は4.1.6が必要。BES5.0.xはまだサポートされていません。
・250名程度のユーザー数の場合の推奨ハードウェアスペックは以下。
Intel Pentium IV 2GHz以上/メモリ 2GB/Windows Server 2003 32bit
次回のエントリでは、他の方法(BISやGoogle Sync)を使った場合と、BESを使った場合の違いを説明したいと思います。
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